半年のボランティアを終えて
こんにちは。
ついに、1月5日~7月5日までのボランティア終了しました!
一概に楽しかったとは言えません。
だけど私の今までの人生で一番刺激的でいい経験になった6ヶ月でした。
来る前は、私がカンボジアの教育を変えてやるぞー!っていう変に高い目標をたててすっごく期待しながら来ました。
しかし来て最初に感じたのは自分の無力さ。
私のボランティアは本当に教育の足りていない地域では無く塾のような英語教室で英語、日本語を教えることしかできません。
思ったような活動ができないことを全部現地団体のせいにして、自分が変わろうなんて何も思っていませんでした。
でもここでいろんな人に会って、お話をさせていただくうちに
「自分の活動を充実させるかどうかは自分次第だからやれることはいっぱいやっていこう!」
と考えるように。
また父と電話で話した際に、
「休学なんて留年と一緒だ。書類だけ見たら5年大学に行っていることになる。就活で不利だ。」
と言われました。
私は休学と留年を一緒にされたことがとてもショックで、でもこれが私の負けず嫌い精神に火をつけました。
じゃあ誰が見ても分かるくらい私がここで結果を残して、自分自身も変わったって証明できれば休学も意味あるものって思ってもらえるはず!
そこで現地のスタッフにここの教室の今の目標は何か尋ねました。
とりあえずは生徒数を増やす、次に生徒が英語を話せるようにするだと言われたので、今までなあなあにしていた授業準備をたっぷり時間をかけて、speaking能力が上がるような魅力的な授業を心がけました。
そしたら生徒数がぐんぐん増えたんです!
一番顕著だったのが6時から7時のクラスで、
10人程度→25人
になり、休む生徒もとても減りました。
数が全てでは無いことは分かっていますし、カンボジア人の他の先生のおかげでもありますが、
これはとても嬉しかったです。
また、私はこの6ヶ月間自分の活動に満足することは一回もありませんでした。
常にやるべきことはあるし、教育ボランティアが本当に教育の普及に繋がるのか疑問があったからです。
過去のブログ(将来について - 野田歩美のブログ)にも書いてあるように、
教育を受けられない背景、原因はとっても複雑に絡み合っています。
それを解消せずに英語や日本語だけを教えてももぐらたたきでしか無いのです。
ここでの活動を通じて、私はもっといろんな分野について勉強をして経験を積んで知識を蓄えたいと思うようになりました。
人生で初めて勉強が「手段」ではなく「目的」に変わったんです。
どういうことかと言うと、例えば大学の受験勉強は勉強したいから勉強するのではなく「合格」という目的があって、それを達成するための手段として勉強しますよね?(受験勉強を楽しめる人もいますが)
でも今の私は新しいことを知る、Kindleで本を読む、という勉強の行為自体がとても楽しいんです。
私に様々なことを考えさせてくれたこの6ヶ月にとても感謝しています。
特に生徒たちは、いっつもかわいい笑顔で元気をくれました。
スタッフや周りの人には腹が立つことが多かったんですが、生徒たちに癒されたお陰で6ヶ月がんばれました。
最後の授業で、いっつもお調子者で言うこと聞かない男の子がボソッと「ゴムタウ(行かないで)」って言ってくれたのが嬉しかった!
最後にはたくさんのプレゼントや手紙、メッセージのたくさんつまったアルバム、Facebookでのありがとうの投稿やコメントをたくさん頂いて驚きと感動でいっぱいです。
ぶたケーキ(笑)
生徒たちは私のことを「ケチュルック!(ぶたちゃん)」っていっつも呼んでました🐷🐷🐷
泊まっていたゲストハウスを出るときも、仲良しの市場のおばちゃんたち、レストランの従業員の人たちが外に来て「ありがとう、元気でね」って言ってくれて握手、ハグをしてくれて私は幸せものです。
でも余韻に浸るのはもう終わりにして、私は今の旅を楽しみます😊😊
現在はカンボジアの首都プノンペンで友達の妹の家にお世話になっていますがプノンペンとシェムリアップが違いすぎて2,30年未来に来た感じでかなりテンション上がっています。
宮崎から神戸に引っ越したときの感覚と一緒(笑)
ではまた旅の様子を更新します。