クメール語習得のコツ
こんにちは。
あと約2ヶ月で日本に帰れる!ってことでウキウキしています😊
やっぱり私は日本人なんですよね~
でも日本語使わなすぎて洗剤のことを洗濯粉って言ったり慣用句が出てこなかったりとだんだん下手になってきてます😭
今回は外国に住むなら切っても切れない関係にある「語学」について書いてみました。
クメール語って本当に必要なの?
クメール語(カンボジア語)は、シェムリアップを旅行するのであれば不要です。
また私のように英語を話せるスタッフがいるところでボランティアをするのであれば必要ありません。
外国人を相手にするお店の店員やホテルのスタッフ、遺跡の職員はほとんど英語を話すことができ、私の知り合いの大卒、在学中の20代の人はそこまで流暢ではないものの日本人の若者よりは断然英語でコミュニケーションを取るのがうまいと思います。
それはインドネシアでも感じました。
でも私は「他の人の助けを借りずに自分でコミュニケーションを取りたい!」「英語の全然できない子どもに英語だけでの授業は難しすぎる」と思いクメール語の勉強をカンボジアに来てから始めました。
*クメール語習得のポイント*
- 聞きまくる
- 使いまくる
- おばちゃんとしゃべる
まずは1.聞きまくる
これは単純です。
分からない言葉があったら意味を尋ねます。
私の周りには英語のできるスタッフがいるため、こんにちは(スオースダイ)はどうやって言うの?机(ト)はどうやって言うの?と相手が困るくらい質問攻めにしました。(笑)
(私の周りのみなさんごめんなさい。)
自分の生徒にもいっぱい聞いて身ぶり手振りやイラストで教えてもらうこともいっぱいありました。
クメール語はとにかく発音が難しいんです!
例えば
「~できる」の「ジェ」と
「バナナ」の「ジェ」は
カタカナで書くと一緒なんですけど
よく聞いているとバナナの方が「ジェ(イク)」の様に小さい「イク」が語尾についています。
これは理解するのに時間がかかりました。
だから新しく聞いた単語が前に聞いた単語と同じ音だと思ったら「これとこれはどう違うの?」と質問して細かい発音の違いを学ぶようにしてます。
これをすると発音が段々クリアになってきます!
また私は「指差し会話帳」を日本で買って持っていきました。
Amazon, 各書店で購入可能。
これはイラストがかわいくて見やすいのが特徴で使いやすいです。
私は小さい子に英語の授業をするときはこれとgoogle翻訳を使って授業に出てくる英単語を全部クメール語に訳して自分でホワイトボードに書くようにしているんですけど、
指さしの本はほとんどの言葉が手書きで書かれているため自分で書き写したときのミスが少ないです。
日本語も、明朝体やゴシック体の文字と手書きの文字ってちょっと違いますよね?
それと同じでクメール語も、スマホで出てきた文字をそのまま書くと生徒から違うよって指摘されることがとても多いんです。
指さしは文字も読みやすいし出てくる単語も日常生活でよく出てくるものが多いので今はボロボロになるまで使い込んでます。
またイラストがかわいいので子どもに人気で、休み時間にはいっつも生徒に奪われて本の最初から最後まで一つ一つの単語を発音させられて、発音が違うと厳しく指導されます(笑)
こうやって学んだら次は2.使いまくるです。
これが意外と難しいんです。
中々自分のクメール語が通じないため恥ずかしくて喋りたくなくなるんですよね。
でもここは勇気を出して知ってる単語を使いまくります!
文法が完ぺきで無くても、発音が悪くとも。
私は英語の授業をするときにクメール語と英語をまぜまぜにしてるのでルー大柴みたいになってます。(笑)
homework, バイ(宿題は3回だよ)
みたいな感じ。
でもこれを繰り返すと英語:クメール語が3:7くらいだったのが今は6:4くらいになって、子どもと話すときのクメール語の割合はとても増えました!
何回も発音を直され少しずつ話せるようになってくると聞き取りもできるようになっていきます。
自分が話すよりも相手の言葉を聞き取る方が難しいため、できるととても嬉しいです!
クメール語を私がたくさん使うようになってから生徒が「分からない」って言ってくれることが増えました。
一見悪いことのようですが、教える側としてはこれがとても嬉しいんです!
分かるふりをされると授業をどんどん先に進めてしまって結局生徒が分からないまま先生だけが先走るってことになってしまいます。
先生にいくら説明してもらっても英語で英語を解説されるから理解するのが難しい、だから「分かった」って言うことでその場を収めようと生徒は考えているんじゃないですかね?
でも私と関わる時間が増え、クメール語も少しずつできるようになってきたことで生徒の「分からない」が増えてきたような気がします。
だからそこをしっかり説明して、ゆっくり授業を進められるようになってきました。
あとクメール語が分かるとクメール語と英語を照らし合わせて、どの文法が理解しにくいかが分かるようになります。
例えば時制。
クメール語には時制による動詞の変化がありません。
だから過去形や未来形を説明するときはとてもゆっくり、一つ一つ教えるよう心がけます。
そして最後のコツは3.おばちゃんとしゃべるです。
どこの国もそうですが、おばちゃんは大抵おしゃべり好きです(笑)
私の家の近くの市場のおばちゃんは毎日話しかけてきてくれます。
そしてほとんど英語を話せません。
それに加えしゃべるの超速い。
あと子どもと違って分かるふりはしません。
理解できないと「あ?」って言われしかめっ面をされます。
(これが怖い!!)
そんなおばちゃんと会話してると自然とspeaking能力がアップします!
最近よく聞かれるのは、「カンボジアで旦那さん見つけた?」です(笑)
だから未だに奥さんって言葉は分かりませんが旦那さんは完璧に発音できます。
おばちゃんと話し出してから「発音上手くなったね」って言われることが増えました。
私が1話すと10返ってくるんで大変ですけど、語学習得におばちゃんはとてもいい練習相手になります!
こうやってえらそうなこと言ってますけど実際は全然喋れないことの方が多いし、できなくて悔しい思いも何回もしてます。
しかも上に書いてあるのも実際ありきたりなことばかりです。
でもそのありきたりな方法を地道にやっていくことが言語習得には大切なんじゃないかなって思います。
スースー!(がんばって!)